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| ダイハツ フェローMAX バン DX L38V型 360cc |
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昔の軽自動車、
とりわけ360ccの時代には「個性」があった。
何もそれは軽自動車に限らないことだが、
一目瞭然という意味合いで
ここでは「軽」と「個性」についてお話したい。
昭和も30年代までは、
軽自動車の概念が異なっていたような感じがする。
今となっては市場に出ることも無い、
超希少な黎明期の軽自動車たちも、
やはりスバル360が市場に這い出したあたりで、
淘汰された感がある。
もう現存も確認出来ないような、
黎明期の軽自動車の中には、
技術的にも後世に先鞭をつけるような
意欲作も見受けられるのだ。
たとえばコニーグッピーやマツダR360
などは、特筆すべきだろうか。
スバルてんとう虫の大ヒットは、
ちょうどマイカーブームにも重なり、
実用できる軽自動車として席捲。
ホンダN360の登場では、少し撓んできた
軽自動車業界に喝を入れた。 |
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360ccの末期には、馬力競争に各メーカーが追従。
特に現車のダイハツ・フェローMAXでは、
SSグレードに、リッター111馬力という
当時ではモンスターマシンを投入。
しかしピーキー過ぎて操れないという両刃の剣だったが・・
そこに立ちふさがったのが、マスキー法の排気ガス規制。
360ccは衰退し、新規格に移行するにあたり
戸惑うメーカーも出てくる。
ホンダは、ライフを最後に
いやステップVに黄色ナンバーがあるから
これが最後か・・市場から撤退。
トゥディ登場まで冬眠に入る。
この頃まで、所謂「軽免許」が存在。
つまり360ccまでしか運転してはいけない。
当店のお客様の中には、
特に360ccに興味があるわけではないが、
「軽免許」が故に、360軽に乗っているご高齢の方もいる。
昭和49年5月登録から、
事実上白い小さなナンバーから黄色い大きなナンバーになるのだが、
この時期、先に述べたように各メーカー共に混乱の時期を迎えた。
もちろん新規格の準備段階過程において、
黄色かつ360が存在したのだろうが・・
旧車屋@親父的には、そうした軽免許保有者のために
黄色ナンバーの360ccを「残した」と思いたい。
もう現代に薄れてしまっている、
優しい心を・・
商業ベースでベルトコンベアーではない、
人の心みたいなものを、
現車である
フェローMAX−V
360ながらも黄色ナンバーで
感じていたい、、
そんな気がするのだ。 |
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これはまさに先に述べた360cc黄色ナンバーの典型的な例だと思う。
前オーナー様は、ご高齢のご夫人。
今回車検切れを最後に、このMAX−Vから引退なされたわけだ。
また先日、入庫して10日が経った頃、
遠路はるばるお孫さんに連れられて、最後の見納めにご来店された。
旧車屋@親父・・思うのです。
なんて幸せな人生 いや 車生を送ったのだろうと。
そして
この橋渡しは、(いつも思ってはいるけれど)
しっかり大切にしてくれる次オーナーさんに届けようと。 |
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さて、現車を見てみよう
年式からすれば、外装もまずまず。
もちろん小キズ・小さびあるけれど、屋根下保管が幸いしたようだ。
シートはお約束と言ってもいい、切れとアンコ抜けがある。
現在分厚い中古車情報誌を詰め込んで対応している(笑)。
マフラー内部には
おそらく長年のカーボンがたまっている。
2サイクル特有の煙をもうもうと吐く(笑)。
これは焼きを入れてカーボン除去すれば、OKだ。 |
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出足は、さすがに商用車だが、スピードが乗ってくると走る走る。
先のマフラーとタイヤも換えれば、まずまずの走りを見せてくれそうだ。
違った意味でスズキやスバルとはまた違う2サイクルの味わいがある。 |
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本当なら、中古車としてシートが切れているなんぞ言語道断。
商品価値↓ なんてことになりそうだが、、
神経質にゴダゴダ言っちゃいけない(笑)。
新車から未再生のまま、36年間生き長らえ、
そしてそれなりの劣化を伴っても、
凛としていて、それでいてシャビーシックな風合いは、
新車時より味わいを増した と言えるだろう。(少し言いすぎか・・)
そして今後
また市場に出てくる保証も出来ない希少性。
これだから360は楽し過ぎる・・・。 |
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